京都の冬の贅沢 畑かくのぼたん鍋

畑かくの元祖ぼたん鍋 代表日記

2024.1.14

まる太のまんぷく日記 ⑤

今日は楽しい仲間たちと鞍馬口へ、京都の冬の贅沢の極み、元祖ぼたん鍋の「畑かく」に行って来ました。

畑かくは、私の嫁さんの祖父、波多野角太郎が大正時代に始めたお店で、今の3代目ご主人はいとこの新造一夫さんです。

ぼたん鍋が元祖と言うのは本当で、元々宮内庁の御猟場であった雲ヶ畑(鴨川の上流)で料理旅館をしていた角太郎が、洛中に猪鍋の料理店を出したいと思い、都の人たちに獣の肉を好んでもらう方法として、肉を食する事が禁じられていた江戸時代の隠語で「猪」の事を「牡丹」と呼んでいたことにちなみ、牡丹の花のように盛り付けてみてはと考案したのが始まりだそうです。それが全国に広がったと。

石畳の玄関、数寄屋作りの建物、井戸水の池があるお庭、お部屋の設え、すべてが「ザ・京都!」

ぼたん鍋は、炭の囲炉裏に土鍋を置き、白味噌で炊きます。それをポン酢に絡めて頂きます。
畑かくのすごいところは、4歳までの猪肉だけを仕入れていて、それが絶品なのです。
たいへん、美味しゅうございました。

※画像は加工していませんので、本物です。

京料理 畑かく
京都市上京区室町東入内構町430
TEL/075-441-0610

それから角太郎は雲ヶ畑にもぼたん鍋の料理店「洛雲荘」をしていました。今は嫁さんの叔父の波多野勝造さんが営んでおられます。
そちらも、風情たっぷりで、夏の川床も楽しめる京の奥座敷です。(ぼたん鍋は冬季のみです)
昨年訪れた時の写真をご紹介いたします。こちらも、たいへん美味しゅうございました。

洛雲荘(らくうんそう)
京都市北区雲ヶ畑出谷町343
TEL/075-406-2204

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