2024.4.2
まる太のまんぷく日記 ⑭
今回は奈良に行って来ました。
まずは郷土料理の柿の葉ずしを買いに「柿の葉ずし ヤマト」を訪問。
7種類が食べられる「味七色」というのを注文すると「今から柿の葉を巻きますので、少しお待ちください」という展開。さすが、地元です。
そして、食べてみてびっくり!今まで食べて来た柿の葉ずしは何だったのか!というくらい美味しいのです。
まず、注文してから葉っぱを巻いているからなのか、シャリが固くなく、ふんわりしています。
酢の加減も絶妙!
柿の葉自体も違うような気もします。
やっぱり、何でも地元ですね〜、たいへん、美味しゅうございました。
(株)柿の葉ずしヤマト 吉野店
奈良県吉野郡大淀町新野162
TEL/0746-32-8010
陀羅尼助丸の産地
次は、いざ洞川温泉へ。
洞川(どろがわ)の歴史は古く、もともと大峯山(おおみねさん)へ山岳修行をしに行く行者さんが宿泊するところで、今回私が宿泊した「花屋徳兵衛」さんは創業500年です。
※大峯山は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
仲居さんに聞いたところ、40年ほど前に洞川に温泉が湧き、温泉街になったとか、、、
そして、陀羅尼助丸(だらにすけがん)という、正露丸の一回り小さな黒い粒のお腹の薬の産地でもあります。
その起源は1300年前、民の間で疫病が流行した時、大峯山で修行をしていた役行者(えんのぎょうじゃ)が黄柏の木の皮を剥いで煎じ、民に飲ませ疫病から救ったという事に由来するそう。
今は洞川にある製造工場で一括製造され、どこのお店で買ってもパッケージが変わるだけで中身は同じ、価格も同じになっています。
また、それが胃の不快感などによく効くのです。
食前に飲んでおくと、いくらでもご飯が食べられますよ(笑)
宿の並びにある陀羅尼助丸のお店「銭谷小角堂」。キューピーの陀羅尼助バージョン、なんかかわいい!
銭谷小角堂
奈良県吉野郡天川村洞川254-1
TEL/0120-146-046
凄技!大峯猪の猟師
夕食は地元猟師の阪口さんが獲った大峯猪を使ったぼたん鍋。
ぼたん鍋を語らせたらうるさい私ですが、これは畑かくの猪肉と引け劣らない絶品でした!
仲居さんから阪口さんの猪の狩猟方法を聞いて、びっくり!!
4,5匹の猟犬に猪を追わせ、足に噛み付かせて猪の動きを封じ、刃物で仕留めるという話。
一気に血抜きが出来ているからこそ、生臭みがいっさい無く、良質の猪肉として食せるのだそう。
とにかくすごいカルチャーショックで、阪口さんにお会いしてないですが、こんなに美味しいものをありがとうございますの感謝です。そして、命を捧げてくれた猪さんにも感謝、感謝の夜でした。
花屋徳兵衛
奈良県吉野郡天川村洞川217
TEL/0120-134-878(予約)・0747-64-0878